94。へるすの仕事 | adversity~賢くない私の生きてきた道~

94。へるすの仕事

その店もみんなが仲良く、悪く言えば「なぁなぁ」(方言かな?友達感覚すぎて、緊張感がない)だったけど、


居心地が良かった。


面接を受けた方の店のオープンが決まったと、連絡があったけど、


「こっちで働かせてください。」


と、当初行くはずだったチェーン店には行かない事にした。


今回は、夜の部で働くことになりやっぱり私を悩ませるのは酔っ払いだった。


酒が入ってるせいか態度がデカイ。 何かとイチャモンつけてくる輩が多かった。


トラブルになった時、責任者が出て来ないといけないのだけど、


いちお、お客には平謝りで私にも謝るように言った。


だけど、返金させてほしさにしつこく、ゴチャ言う客も多かった。


だけど、返金は一切しなかった。


「裸、見られてるんやからなぁ。金なんか返せるか!」

と、私たち女の子の立場にたって物事を考えてくれた。


「悔しいやろ?俺は客の顔、覚えたからな。店出たら、責任者でもなんでもないな。」

と、ちょっと怖い発言だけど、冗談でも嬉しかった。