adversity~賢くない私の生きてきた道~ -6ページ目

83。風俗初出勤

次の日、朝10時前の出勤なので、

 

家を出る前に

「リカです。今日出勤しますのでよろしくお願いします。」

と、お店に出勤電話を入れ、

 

家を出た。

この出勤電話を忘れると、保証給がもらえないらしい。

保証給については、また今度の機会に・・・。

 

店に着き、貴重品をフロントに預け、

お客さんが付くまで、待つ「待機室」へ案内された。

 

制服を貸してもらい、それに着替えたら、

カゴを渡された。

 

中には、

おしぼりと名刺が入っていた。

 

待機室に案内され、

「今日から働いてもらうリカちゃんです。」

「よろしくお願いします。」

「みんな優しい子ばっかりだから、何でも聞いていってね。」

「はい。」

 

「じゃぁ、お客さんに付くまでは、ここで待っててね。」

 

「はい。」

 

8畳ほどある部屋に7人ほど女の子が居たかな・・・。

 

みんなそれぞれの場所にバスタオルを敷いてその上に座っている。

 

私より若そうな子が多い事に驚いた。

 

「バスタオル持って来て座ったら?」

 

と話しかけられ、

 

「はい。」

 

とバスタオルを敷いて座った。

 

落ち着かない・・・・。予防注射の順番を待つ時以上に、怖い。

 

 

何か臭い。

 

私の制服からワキガみたいな匂いがした。

え?緊張しすぎてワキガになったのかな?

 

うわ~ワッキーだと思われてたらどうしよう・・・。

 

「リカちゃん」

 

うわっ!客か?

「ごめん。忘れてたんやけど、お客さんに見せるための写真取るね。」

「あ、はい。」

何枚かポラロイド写真を撮ってもらった。

 

これが、選ばれるのか・・・選ばれたくないな・・・・。

 

勇気を出して、話しかけやすそうな同じ世代くらいの人に聞いてみた。

 

「あの・・・、今日が初めてなんですけど、最初ってどんなんですか?」

「大丈夫、怖いの最初だけやでぇ。すぐ慣れるって!」

「そうなんですか・・・。」

 

 

 

 

 

 

「リカさん、お客様です」

 

 

「はい。」

 

「うわぁ、どうしょう・・・。」

と泣きそうになった。

 

待機室のみんなが、

「頑張って!!」

って言ってくれた。

 

「行って来ます!」

 

と、待機室を出た。

 

 

 

 

 

82。涙の手紙・・・

家に帰った・・・。

 

まだ彼は帰ってきてない・・・。

 

疲れたなぁ~。

 

 

 

と、テーブルの上に置いて来た

「風俗の面接に行ってきます。」

 

と私の書いた置手紙の端っこに

 

「ごめんな。」

 

と彼の字で書いてあった・・・。

 

 

涙が止まらなかった。

 

私も風俗の仕事なんてしたくなかった。

だけど、彼は、私にその仕事を選ばせたのは自分だと

分かってる。一番辛いのは彼だ・・・。

 

 

81。いざ!風俗へ!

講習が終わり、またお店のほうに戻った。

 

働く事が決まったので、

 

年齢確認のため、「高校の入学写真」を見せた。

 

集合写真を指差し、

 

「これが、私です。」

 

「はい。間違いないですね~。」

 

「うちは制服があるので、あとは、Tバックと、店で穿くサンダルを持ってきてください。」

 

「じゃぁ、明日、待ってますね。」

 

「はい。お願いします。」

 

 

 

と店を出た。

 

早速、近くの薬局で「海綿」を買い、

 

電車に乗り、家に帰った。

 

 

 

 

 

 

 

80。アソコに指入れて・・・届かない

海綿の取り方を言われたとおりやってみた。                 海綿

 

いくらシャワーを当てようが、踏ん張ろうが、指を入れても何も無い。

 

10分ほど頑張っただろうか・・・。

 

「大丈夫~?」

 

心配して外から講習担当の人が声を掛けてきてくれた。

 

「駄目です。海綿、出せないです。」

 

「しゃーないな。体拭いて出ておいで。」

と、またどこかに電話した。

 

「ごめんやけど、ローション持ってきてくれる?」

 

何かいちいち邪魔臭い事をさせてしまってるようで、申し訳ない気持ちだった。

 

誰かが、ローションらしき物を持って来てくれた。

 

ほぅ・・・。これが噂の「ぺぺ」か・・・。

「ぺぺ」じゃないと思うけどローション=「ぺぺ」だと思っていた。

 

講習担当の人は手をイソジンで消毒した後、

 

「足開いて~。」

と、ローションを指に塗り

 

「いくでぇ~、力入れたらあかんでぇ~」

と、私の中に指を入れた。

 

もぞもぞしてるうちに、

 

 

「ポロン」

 

 

 

と真っ赤っかになった指と共に「海綿」が出てきた。

 

うわぁ~、男の人って生理の血見るの嫌がるのに・・・申し訳ない・・・。

 

「すいません。ありがとうございます。」

と言ったら、

 

「いやいや、多いんよ、慣れないうちは出すの難しいからね。」

「はぁ・・・。私だけじゃないんだ。良かった。」

「そう、誰でも最初は、初めての事ばっかりだからね、これから慣れていくから。」

 

講習は嫌だったけど、なんだか優しい人だし、頑張ってみようかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

79。風俗の講習その2

講習担当の人もシャワーから出てきた。

 

薄っぺらい布団がしかれており、その上にシーツ代わりのバスタオルを敷き詰めていた・・・。

 

その上に寝るように言われた。

 

「本当は、お客さんは服を着てる状態だから、服を脱がせてあげてね。」

「暗い方がいいよね?」

 

どっちでもいいけど、

「はい。」

と言った。

 

いまどき珍しい蛍光灯のコードを引っ張り、豆電球だけの明るさにしてくれた。

 

キスをされた。 何でこんな事するんだろう。したフリだけでいいんじゃないのかな・・・。

 

と思っているうちに、耳から始まり、舌はだんだん舌へ下りてきた・・・。

 

アソコに指を入れられた。海綿、取れないかな・・・。

 

生理中なの分かってて、アソコ、舐めるのも嫌なんだろうな~。

 

講習の人も仕事とはいえ、大変だなぁ~

 

「声、出してね。」

 

ハッと我に返った。緊張もあるし、ほかの事ばっか考えてて、声なんか出せなかった。

そっか、お客に付く前の練習か・・・。

と、自分なりに演技して声を出していた。

 

「もっと大きな声じゃないと、お客さんは興奮しないからね。」

 

ええ~っ!もっと大きい声?自分では、セックスの時の声、大きいと思ってたんだけど・・・。

 

「じゃ、交代ね」

 

「は、はい。」

 

「耳から舐めていって、だんだん下に舐めながら下りていって、咥えるのはシックスナインしてからね。チンチンも手でもつのはいいけど、しごいたら駄目だよ。」

 

「はい。」

 

言われたとおりにして、いざシックスナイン・・・。

 

し、しんどい・・・。

 

頑張った・・・。

 

咥えっぱなしなのでヨダレでベトベト。

 

口に出された。

 

「はい。お疲れ様。」

 

と、ティッシュを渡された。

「その中に出してね。」

 

口の中の精子をティッシュに出した。

 

「最初だから、疲れたでしょ、でもこんな感じです。」

「はぁ・・・」

私は疲れてしまってそう答えるしかなかった。

 

「じゃ、シャワー行ってきていいよ。あ、海綿は入ってるんやね、シャワーを思い切り当てて中にお湯をいれるねん、そしたら海綿がお湯を含んで、重さで降りてくるからそれをふんばって、入り口近くまで降りてきたら、指で取ってね。」

 

そんなかんたんに取れるのか・・・。

入れたものの、タンポンみたいに紐もないし、どうやって取るのか不安だった・・・。