８８。風俗の常識＜その２＞

＜薬物検査＞　＜定期検査＞

今は少ないとは思うけど、昔は薬物常用者が働く事も少なくなかったようで・・・。

薬物常用者が店で働いている事が発覚すると、そのお店は営業停止命令を受ける事になるので

それを防ぐ為、尿を提出し＜薬物検査＞を受ける事になる。

だけどこれ、簡単に替え玉が出来る。

私は怖くて・・・というか薬物をやったことがない。

と、言う事にしておこう。

ので、結局、いつも「シロ」なんだけど、

スポーツ選手のドーピング検査のように、目の前でおしっこをしなければならない訳じゃなく、

トイレに備え付けられた紙コップに尿を入れて、提出するだけなので、

ヤバイ人は、完全に「シロ」の人の尿を拝借し、ペットボトルにでも入れて、

こっそり、トイレの中でおしっこをしているフリをして、

その、「シロ」の人の尿を紙コップに入れて提出してもバレない。

まぁ、薬物検査で「クロ」になりそうな人の周りには、同じように、薬物をやっている人が多いので、

尿を拝借するのも大変だと思うけど・・・。

まだまだ、風俗の常識はありますが、今日はこの辺で・・・

８７．風俗の常識

それから二ヶ月ほど経ち、周りの子達が待機室で求人誌を見だした。

お店で次の職場を探すなんて・・・何て非常識な！！

と思ったけど、常識では考えられない事が多かった。

まず＜出勤電話＞

出勤する日の朝、10時開店のお店だったので、9時にはお店に

「○○です。今日、出勤しますのでお願いします。」

と、電話しないといけない。

それを忘れたり、どんな理由があろうと、遅刻をしたら、

その日の＜保証給＞が貰えない。

＜保証給＞とは・・・

風俗業は、完全歩合給が殆どだけど、今ではどうだか分からないけど、

お客さんが1人も付かなかったとしても、最低限のお給料を出してもらえる。

それが＜保証給＞だ。

お昼、10時から夕方5時までで、忙しくても、お客さんに付くのは５人ほどで、

少なければ、１人しか付かない事も多かった。

ので、＜保証給＞が無ければ、やってられなかった。

６６。彼の借金

彼の借金総額、約３、０００万円強。

毎月の返済計画

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１日　　

○×銀行　　　２，００００円

○×ｸﾚｼﾞｯﾄ　　１５，０００円

△×銀行　　　４２，０００円

５日　

×○銀行　　　２０，０００円

車のローン　　５０，０００円　

１０日

○×金融　　　４０，０００円

×○金融　　　２０，０００円

△○金融　　　２０，０００円

○○金融　　　２５，０００円

△△金融　　　２０，０００円

○×さん　　　１０，０００円

１７日

○△銀行　　　２０，０００円

２５日

△△銀行　　１１０，０００円　

△△ｸﾚｼﾞｯﾄ　　２０，０００円

２７日

△×ｸﾚｼﾞｯﾄ　　５０，０００円

○○さん　　　　３５，０００円

××さん　　　　３５，０００円

月末

××金融　　　１０，０００円

×△金融　　　４０，０００円

△×銀行　　　２０，０００円

○×公庫　　１１０，０００円

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計　７２２，０００円

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これじゃぁ手取り２０万ちょいのサラリーマンが払っていける訳無い。

私は腹をくくった。仕方ない。稼げる者が稼げばいいんだ。

その日からは洋服１枚も買わずに返済の事ばっかり考える毎日だった。

家庭内性交

1週間ぶりほど？いや、もっとかな？

2日くらい前から、

「今日はしてもいい？」

「いや、明日。」

と、延ばして来たので仕方なく・・・。

頑張ってました。

頭の先から足の先までペロペロと。

気づいたんです・・・・。

声が出ない。

仕事なら、

「あん」だの「うん」だの「はぁ」

だの声が出せるのに、

旦那相手じゃ、

何故か・・・。

何か恥ずかしいの。

仕事してるみたいで。

でも、いつものローション即入れじゃない分、

旦那が盛り上がって、

山盛り中に放出されましたわ。

眠いからいつもなら、お風呂で中を洗いに行くんだけど、

邪魔臭いから、そのまま寝た・・・。

起きてトイレ行って、自分のアソコの匂いに

「やっぱ洗っておけばよかった・・・。」

と反省。

なんで、精子って膣内に入って放っておくとあんな匂いになるんでしょうな。

８６。和気藹々

それからは、順応性の無い私でも、フレンドリーな周りの女の子のお陰で自然に馴染む事が出来た。

私もいつしか、股をおっ広げてアソコを洗うようになっていた・・・。

そのお店は保証給が1日に、2万円貰えた。

私が勤めていた時間帯、朝の10時～１７時までに、付くお客さんの数はたかだかしれていた。

だから、お客さんが付かなくても（ボウズでも）保証給は貰えるので、

いつも保証給を貰っていた。

そのサロンの中ですごく怖そうに見えた、口数の少ない女の子と、何かのきっかけで話す様になった。

私と同じ歳だった。

その子も、この仕事の前はクラブに勤めていたらしい。

「懐かしいよね～、あの頃はいい思いしたよね～。」

と、昔話しで盛り上がった。